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ゴーゴーと山が揺れ、ギギギギと木が擦れる音。数日前のと思われる雪に残った足跡と、枝に巻き付けてあるピンクのビニールヒモを頼りに、一歩一歩ゆっくり進む。

ときどき、ここは八甲田山かと勘違いしそうになる。カンジキが必要だ。ズボッ ズボッ。。

汗をかき、休憩するたびに冷える。ふーふー。

九合目の山小屋で薪を切りに来たというおじさんに出会いホッとする。

山頂付近の大きな石の上から、氷のような海と銅板のように光る気仙川をしばし眺め。

さぁて、ここを抜ければ頂上だぜ!

真奈美