佐藤写真館

黒松の男性美・洞雲寺の古木

平成元年7月22日

岩手の樹は赤松と指定され宣伝されて、県下の名所旧跡は赤松が全盛を極めつけているようだ。松の木も女松が重要視される様な錯覚を感じる。

名所碁石海岸も、高田松原の景観を誇示するのも男松が繁茂して観光の役割をはたしているので黒松(男松)の男性美も忘れないで観賞して下さい。東海新報掲載の「道端の松」を拝見しても、すべて女松(赤松)ばかりで物足りない気がするので、名木黒松(男松)も掲載していただきたい。

樹齢四百年位とも推定され、洞雲寺創建、開山時代とも言われる黒松の巨木は、三陸沿岸で唯一の天然記念物と思われる。樹高二十メートル、根まわり四メートルで枝張りも優美で実に見事な直幹は天空高く聳(そび)える姿天下一品だ。